『お姫さまの宮廷騎士』



『お姫さまの宮廷騎士』表紙 ■B5・オフセ・28P 400円


1 ◆おやつのケーキを頬張るレラさま◆


■キャラクター1 レラさま

 ブレッデン=バラ王国のお姫さま。9才。
 大陸暦440年8月8日生まれ、獅子座のA型です。
 とにかくこの子のことをかわいく感じてもらえるように描いています。小説の方がかなりハードなテーマを扱っているので、対照的にこっちの作品は意識して明るく、罪のない世界を描くようにしています。
 時代が下って250年くらい後になると、ちょうど水晶魔剣伝説第二部の始まる頃でしょうか。この頃には王家からは金髪碧眼は消えてしまっていますが、レラさまはまだ純粋な王の血を受け継いでいます。単行本に収録の掌編の方は、それにまつわるエピソードなんですね。

 初期はわがまま、という設定だったのですが、このくらいの年齢の女の子ってのはだいたいそんなカンジなんですよね。要するにまあ、普通です。素直で好奇心旺盛。お城のアイドルです。厨房や地下にある剣打ち(結晶の剣を作れる特殊な刀鍛冶)の工房にもよく出入りしています。



◆片づけを自分にやらせて、とせがむレラさま◆


■『お姫さまの宮廷騎士』という作品

 エピソード数はあまりないクセに、思い入れだけはたっぷりあります。なにせ原稿用紙に描いた初めてのマンガですから。
 キャラクターが生まれたのは1988年の夏です。レラさまと、2mを越す大柄な宮廷騎士リークが最初にできたキャラでした。
 単行本には2エピソードが入っていますが、これより前にさらに2エピソードが存在し、そこではリーク君がメインで登場しています。単行本ではリーク君の影も形も見えないので、まるでカラードの方が主役みたいです(そのとおりなのですが)。



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◆けっこう重いお茶セットをふるえながら持つレラさま◆


■エピソードの裏話あれこれ

 ・アーニュアさんはレラさまにだけケーキをあげてます。いちごのショートケーキはおやつの中でもかなり特別なものらしく、アーニュアさんは「ごほうび」と言ってますね。でも自分の分がないのはたぶん体重を気にしてのことだと思います(笑)。

 ・レラさまが茶器を持って廊下を歩いているときに口ずさんでいる歌は、鳥人戦隊ジェットマンのエンディングで「心はタマゴ」です。その当時はじめて連れて行ってもらって影山ヒロノブさんにハマっていたんです。いい歌です。

 ・この作品はネームを5〜6回やり直しました。少女マンガのコマ割りとかを参考にして、とにかく最初のケーキに大喜びするレラさまをインパクトあるものにしようと頑張りました。完成版は13pの作品ですが、1番最初のネームでは7pで収まるという普通すぎる演出の、つまらないマンガでした。



◆レラさまを心配するアーニュアさん◆


■キャラクター3 アーニュアさん

 ブレッデン=バラ王城内にある神殿の巫女さんです。単行本ではそれほどには見えませんが(笑)かなりの美人で、若い騎士たちの間でも人気ナンバー1。カラードのことはまんざらではないみたいですが……。
 アルフェリスとはまた違って、市井の出です。実家は100年以上前からやってるという旨い煮込み料理を食べさせる老舗の大衆食堂で、本人も料理が得意です。
 芯がしっかりしていて、不作法を見つけるとレラさまであろうと騎士たちだろうと、容赦なく叱りつけるようなところがあります。さすがレラさまの教養の先生に選ばれただけのことはありますね。
 ボクのキャラの中では唯一の眼鏡キャラかな。

 本名:アーニュア=ラテナイ。19歳。5月5日生まれ。牡牛座のO型。



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◆レラさまの後を尾けて様子を見守るアーニュアさんとカラード◆


■キャラクター2 カラード

 昔、レラさまがだぁだぁ言ってた頃、レラさま付きの宮廷騎士だった人です。もともと私生児で地位的にもぜんぜん重要人物でなかったため、宮廷騎士を辞めた後は国王直属で情報収集などの任務について、わりと気ままに生きてます。
 24歳でいまだに独身というと、この世界では少ない方です。アーニュアさんのことが気になっていますが、まだなんのアプローチもしていないようです。
 無精ヒゲを生やした風貌や言動はあまり行儀良くなく、なんとなくアニキ的ですが、掌編の方を見てもらうと本を読みながら眠りこけています。まず古典を読みこなせる、というところで相当の知識人だということが分かります。実はけっこう頭が良いのです(でないと諜報の任務はこなせないでしょう)。
 宮廷騎士はエリートですから剣の腕も優れていますし、小さくとも王領に領地をもらっているので将来的にも不安はないし、本当ならモテモテのハズなんだけど……。

 本名:カラード=サジェフサス=ウェヘラン。身長186cm。1月10日生まれ。山羊座のB型。設定には酒には強いが賭け事はめっぽう弱く、ただしつき合いがいいのでよく仲間に引っ張られてカモにされる、とあります。レラさまのお父さんであるマテリア国王とはよく気が合い、一緒に城から抜け出して遊びに行ってみたり、王の間で宴会やってみたり、若い頃は無茶もかなりやったらしいです。



◆レラさまのお姉さんがわり? のアルフェリス登場◆


■キャラクター4 アルフェリス

 お城に行儀見習いで上がっている下級の貴族の娘さんです。一応侍女ということになりますか。別の言い方をするとメイドさんですな。屈託のない明るい性格なので、レラさまともほとんど友だち付き合いです。お姫さま相手に「えらいねえ」はないだろう、普通(^_^;。
 一人っ子のレラさまにとってはいいお姉さんです。カラードとも仲がいいです(こっちも騎士なのに、タメ口)。

 本名:アルフェリス=インストリア。17歳。5月3日生まれ。牡牛座。



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◆アイスンさんにぐりぐりされるレラさま◆


■キャラクター5 アイスンさん

 お城の厨房で一番エライ人。料理長は男性ですが、厨房の実務を監督しているのはこの人です。行儀見習いで王城に上がってきている女の子たちをしつけているわけですね。ただし、アルフェリスは管轄が違うので直接関係はありません。
 悪いことをすれば、レラさまでも騎士でも平気で怒鳴りつけます。豪快でなかなか恐そうなおばさんですが、とてもいい人なのでみんなに慕われています。レラさまも大好きです。

 本名:アイスン=エイディス。



◆厨房のおねーさんたちに大人気のレラさま◆


■キャラクター6? 女の子たち

 立場的にはアルフェリスと同じで、王城に行儀見習いとして上がってきている貴族の娘さんたちです。まあ、上流階級の女の子の花嫁修業みたいなカンジで、義務や制度ではないのですが王城の働き手としてたくさん来てるんですね。
 みんなレラさまのことを可愛がってるようです。大人気ですね、レラさま(^_^)。この後、みんなに「遊びませんかー」と囲まれるんです。レラさまも、きっとこれが楽しみで、機会があれば厨房に寄ってるんだと思います。

 このコマは真ん中の子がポイントです(^_^)。「いや〜ん、かわい〜〜」といいながらゴリゴリやってますが、別にゴマをすってるわけではありません(笑)。
 それにしても、右の子が持ってる皿は、どう見ても中華ドンブリにしか見えん……(^_^;。



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◆無事お片づけを果たしたレラさまに安堵するふたり◆


■『お姫さまの宮廷騎士』今後の展望

 いろいろエピソードは考えているのですが、なかなか描けなくて……。カラードとアーニュアさん(なぜか19歳でカラードよりもずいぶん年下なのに、さん付けです)のラブコメとかはやりたいですねぇ。

 夏至祭にレラさまを連れて行く……というエピソードを描きかけて途中で止まってたりします。これは単行本収録の2編よりも前に描いた1話分があるのですが、なにせもう10年も前なので描き直さないとね……。




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