陸奥葉月(ネコミミver.)
『修羅の刻』
掲載



名前が葉月なら、前髪を切りそろえた黒髪ロングという共通点もあり。それでネコミミがついてないのはおかしいだろう、ってことで描いてみました(^_^;。
本編の葉月さんは幼女、娘、そして母親と、1つのエピソードの中で3つの姿を見せてくれました。飄々とした父親にツッコミを入れるやんちゃな女の子は、成長してもツンの部分を保ったままで非常にカッコ良かったです。マジ、いい女です(^^)。
陸奥を名乗ることを許され、例の刀もちゃんと腰に差していることから (本人は「陸奥だけど弱いから陸奥じゃない」と言ってましたけど)、陸奥圓明流の正当な伝承者です。いろんな意味で“最強の女性”ということができるでしょう。
絵はそのへんを意識して、ちょいがっしり目の体格にしてあります (今回は、絵そのものよりもカラー資料が皆無に等しくてたいへんでした)。
女に生まれた不幸。自分の弱さに悔し涙を流す葉月。雷電と戦うため、そして彼の“望み”を叶えるために、自分の息子を全身全霊をかけて仕込み、なんと20年の時を経て仕合を実現させた彼女の意地。熱い……本当に熱いよ (´д⊂ヽ
まさに“円熟”の域に達したと言ってまちがいない、ストーリーテラーとしての作者の力量を見た気がしました。このひとつ前の巻の西郷四郎の巻も大好きなんですけどね。
まあそんなことよりも困っているのは、このエピソードを読むときに、葉月が斉藤千和さんの声で脳内再生されてしまうことで。
→ 詳しい第14巻の感想はこちら

